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アルゼンチンにオキナワ?!

アルゼンチンの沖縄県系人コミュ二ティーについて

アルゼンチンには、約3万人の日系人が暮らしていると言われており、日系人の約70%が沖縄出身者です。現在では、この地で生まれた沖縄県系人の世代は、ほとんどが三世と四世の世代です。アルゼンチンへの沖縄移民者は、1908年に初めてアルゼンチンに到着しました。当時、日系人の多くは、野菜や花の栽培とクリーニング屋をして生計を立てていました。

在亜沖縄県人連合会の建物はブエノス•アイレス市にあります。運動場もあり、沖縄県系人の間では、「うるま園」という名前で親しまれています。連合会には約40ほどの団体があり、さまざまなウチナー文化を広める活動や社会・スポーツ活動を行っています。(ブエノス・アイレス州以外には、コルドバ州とサンタ•フェ州も大きなコミュニティーがあります。)

2008年には、アルゼンチン沖縄県人移民100周年記念があり、アヴェニダ•デ•マショで大きなパレードを行い、その他にもたくさんのイベントを開催しました。現在は、2018年の110周年記念に向けて準備を進めています。

  

ウチナーネットワークを拡大・継承する沖留会と若者たち

沖留会とは、沖縄県の県費留学生と市町村研修生のOB・OGのグループです。 名前の由来は ”在亜沖縄県費留学生-研修生の会”です。 これまで、県費留学生募集のお手伝いや、次の県費留学生と研修生として選ばれた人へ資料や情報を伝えるなどのサポートを行ってきました。最近では、在亜沖縄連合会と在亜日系団体連合会のイベントで沖縄文化(ウチナーグチ、三線、琉球舞踊等)の講演やワークショップ等も行っています。 今後も沖留会と県系人を中心とする若いメンバーで、県費留学生やウチナージュニアスタディー事業、ニーセターツアーの参加者等をサポートする活動を継続していく予定です。

また今年は、沖縄県主催の「海邦養秀ネットワーク構築事業」の学生達が沖縄からアルゼンチンに派遣され、ウチナーネットワークを形成するメンバーが一緒になって、ウチナー文化や沖縄での経験等などを通して交流しました。加えて、今年第1回目を迎える「10月30日世界のウチナーンチュの日」のイベントの計画を立てたりしました。

このような活動は、次の世代に沖縄の文化やアイデンティティーを伝え続けていくために大切なことだと感じています。このような交流を通して、世界に広がるウチナーネットワークの発展に努めていきたいです。


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