世界のウチナーンチュ人材養成セミナー ~フィールドワーク企画作り~ 第1回研修
2:28 PM
\世界のウチナーンチュ人材養成セミナー ~フィールドワーク企画作り~/
6月22日(日)に「世界のウチナーンチュ人材養成セミナー第1回研修」を実施しました。(運営:ウチナーネットワークコンシェルジュ)
全5日程あるうちの今回は1日目!
1日目から盛りだくさんの内容でした。
セミナー受講生の自己紹介のあと、ウチナーネットワークコンシェルジュの金城より本研修の目的やウチナーネットワークに関して説明を行いました。
次に、琉球大学名誉教授の町田宗博氏を講師に招き、沖縄移民の歴史について講義をしていただきました。
「なぜ最初の移民地がハワイだったのか」「金武町から移民している人が多いのはなぜか」など参加者から様々な質問がでました。
そのあとは県費留学生も合流して一緒にお昼ご飯!
ご飯を囲むと、やっぱり空気が和んで交流が活発になります。参加者の親睦を深めることができました!
次に沖縄にルーツを持つ留学生によるトークセッションを行いました。
お話してくれたのは、県費留学生として沖縄で研修中のアメリカ出身ウチナーンチュ2世の西 菜緒美 メリッサさん、ボリビア出身ウチナーンチュ3世の中村 あずささん、そしてペルー出身ウチナーンチュ4世の若林 稲福 バネッサさん。
「実体験談(アイデンティティ等)」「世界のウチナーンチュあるある」「沖縄に来てうれしかったこと」などについてお話していただきました。
菜緒美さんはロサンゼルスの県人会に入ってから自分のウチナーンチュアイデンティティに気づき始め、今もそのアイデンティティを学んでいる途中だと教えてくれました。
あずささんが住んでいるボリビアの移住地では、毎年7月の最後の日曜日に子供から大人まで参加する大運動会が行われ、地域対抗で盛り上がるそうです。
バネッサさんは、おばあの家で親戚と集まるときは、麺から手作りの沖縄そばや、お菓子を食べるということを話してくれました。
現在、尚工房で三線修理の研修を行っている菜緒美さんからは、アメリカで三線製作をすることを想定し「本来の素材ではないものを使用して三線を製作することに対してどう思うか」と参加者への質問があり、ウチナーンチュの若者同士、意見交換をする貴重な時間となりました。
ここまででも盛りだくさんですが、一日目まだまだ続きます!
次に沖縄移民ワークショップを通して、ハワイの沖縄移民について学びました。
つづいて今回のセミナーの目玉でもあるフィールドワーク企画に移ります。まず初めに昨年度の人材養成セミナーで企画したフィールドワークの様子を共有しました。
その次にスタッフの比嘉よりアイディアだしのレクチャーを行ったあと、さっそくグループにわかれてアイディアだしのスタートです。
留学生に「どこ行きたい?」「どういうのが見たい?」と聞き取り調査をおこないながら、アイディアをどんどん付箋紙に書き出し、今回のフィールドワークで行きたいところをみんなで考えます。
最終的には各グループ、フィールドワークの目的、具体的な訪問地まで決めて全体に発表しました。
今回のものが最終決定ではありませんが「楽しみながら学びたい!なかなかいけない場所に行きたい!」「みんながまだ知らない沖縄を伝えたい」といった面白そうなテーマがすでにでてきていて、実際どういうフィールドワークになるのか今からとても楽しみです!
最後に本セミナーの目標を各自設定しました。
本セミナーを通してどういう力を身に着けたいのか、その力に対する現時点での自己評価、そして評価をアップさせるために取り組みたいことを考えました。
「コミュニケーション力をあげたい」「世界のウチナーンチュ大会にかかわるつもりでこのセミナーに参加している」など、本セミナーに対する参加者のやる気を感じることができました。
次回の研修では県費留学生と一緒に金武町にフィールドワークに行きます♪
移民の歴史や文化について学んでもらうと同時に、フィールドワーク企画作りの参考にもしてもらえたらと思います。
次回のセミナーレポートもお楽しみに!