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Uchina Columnウチナーコラム

与那城 昭広さん:沖縄ブラジルネットワークアミーゴ会 会長

2019年12月2日

与那城 昭広


自己紹介

名前が与那城昭広です。私の生まれは、南部の離島、粟国島の出身ですけれども、たまたま大学を終えて、それで今私が代表を務めている沖縄インターオーシャンサービスが50年前、1968年に入りまして、当時日本復帰前で、南米からの各会長の皆さんがいらしていて、そのときにあちこち案内をする、要するに運転手役で、本音と裏の話とかそういうのをよく聞かされまして、お客様の皆さんはお年寄りなので、なかなか給料は安かったけれども、そういう人的交流、そういうことがあって、常に相手の立場を考える、神経質な性分なものですから、そういうことで結局辞めずに、昨年ブラジル・アルゼンチン・ボリビア120周年ということで、昨年も節目で行ってきましたけれども。これまでブラジルは23回目の訪問とか、あとはアルゼンチン、ボリビア、ペルーと、南米関係の仕事をずっと今も続けてやっています。


現在のご活動

ブラジルでの活動というのは、今、県費留学生が来ていますけれども、第1期から35期ぐらいまで、全部私どものほうで受け入れをやっていたんです。そういう関係上、結局第1期生は75ぐらいになりますけれども、現在も県費留学で来た人たちとの交流は、今日みたいとか、それからブラジルは9月7日が独立記念日なので、その時に独立記念パーティーに、各市町村の研修生だとか県費留学生をみんな呼んで、そういう活動をやっていまして、お互い、人的交流だけではなくて、今WUBという組織もあるけれども、やはり将来的には物流までいかないと意味ないんじゃないかということで、私はブラジル協会の事務局長をずっと長いことやっていましたけれども、今後は若い人たちのそういう交流の発展につなげればと思って、それでネットワーク、アミーゴ会という名前をつけて8年目になりますか、そういう感じで続けています。


今後のご展望

私も同じように、要するにブラジルはコーヒーの産地なので、有機農法のコーヒーを事務所に取り寄せたりとか、それから現地のプロポリスとかはちみつ、そういうのを個人的に取って販売もしているんですよ。だから、県費留学とか各市町村の研修生も来て、研修期間が短いんですけれども。市町村の研修生も研修期間は3カ月とか4カ月とか短いのですが、その研修生の皆さんが、要するにそれぞれの自分の国へ帰って、それぞれの出身地の物産、それを取り扱うことができるようなことまで連絡を密にして、それぞれの市町村の協力も得ながら、そういう形でブラジルで、沖縄の物産をそれぞれ販売できるような形にしていこうかなと思って、盛んに彼らに声かけとか、あるいは誰か紹介してそういうことをやれる人はいないかという感じで進めています。


次世代のウチナーンチュへ一言

それぞれ県人会の会館をつくったりとか、それから資料館をつくるとか、そういうのはお互いずっとチャリティで工夫して、全市町村を駆け回って、そういう感じで協力をしてもらっていますけれども、箱物はできているけれども、これは沖縄でも同じなのですが、若い人たちの参加がだんだん減ってきて、県人会組織も10年前は100周年の時は3,000名ぐらい会員がいたんです。これが今回行ったら2,000名になっているということで、だから世代も全部、理事の方も1世は退いて、ほとんど2世の皆さんが理事になっているので、お互いはそういう感じで現地のために尽くして、形をつくってきたけれども、今後は逆にハワイプラザではないけれども、逆に沖縄で沖縄ビジネスセンターというのをつくろうということで、月1回集まって、お互い勉強会、あるいは県の交流会等、勉強会とかそういうのをやっているのですが、再来年の第7回のウチナーンチュ大会がありますので、その時まで形づくりをして、沖縄のために彼らも何かを考えてくれることを期待してやっていこうかなということで思っています。

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