世界のウチナーンチュインタビュー:伊佐 正 アンドレスさん
2019年12月2日
伊佐 正 アンドレス
自己紹介
私の名前は伊佐 タダシ アンドレスです。出身はペルーでして、ウチナーンチュ3世です。 私は、もともとペルー生まれで18歳までペルーに住んでいて、19歳のときに沖縄に来ました。その後、名桜大学で勉強しまして、卒業後、そのまま名桜大学で、現在国際交流センターで働いています。 2016年の世界ウチナーンチュ大会で、世界のウチナーンチュの日を宣言できたんですが、このきっかけとなったのは、まず私は沖縄に来てから、もう一人の提案者である比嘉アンドレスと出会って、その後、沖縄に住んで、何か沖縄のために貢献したいことがあるんじゃないかなと2人で話し合った結果、みんなで、沖縄にいるウチナーンチュと海外にいるウチナーンチュの心を一つにする。みんなで嬉しくなる日、喜ばしい日を、世界中のウチナーンチュを挙げてお祝いしたい日があれば、ネットワークをもっと強化できるんじゃないかなということで、この世界ウチナーンチュの日を提案させていただきました。
現在のご活動
自分の仕事は、今、名桜大学の国際交流センターで海外留学の受け入れと派遣、主にそういう支援、サポートを行っているんですけど、名桜大学での仕事以外に、世界のウチナーンチュのためにいろんな活動をしています。 あと、名桜大学では毎年、名桜の授業として世界ウチナーンチュ学生サミットというイベントを2015年からやっていまして、今回、今年、第5回目となっています。このサミットのきっかけもあって、世界ウチナーンチュの日にもつながってという経緯もありまして、ウチナーンチュ学生サミットには、毎年市町村の研修生と県費留学生、そして主に名桜大学の学生だったり、一般市民が交流できる、情報交換、意見交換ができるイベントとなっています。沖縄県内だけではなくて、県外でも海外でも、とっても人気のあるイベントとなっていまして、毎年頑張って企画運営させていただいています。
次世代のウチナーンチュへ一言
まず、自分のルーツを大切にしてほしいなという思いです。私も沖縄に来る前に、ルーツである沖縄のことをあんまり知らなくて、やっぱり沖縄に来てから、ウチナーンチュのアイデンティティーが強くなって、こういうウチナーンチュの日までできたという流れがあるんですけど、やっぱり皆さんももし沖縄にルーツがあるんであれば、ぜひ一度沖縄に来てもらって、自分の親戚にも会って、自分のルーツ探し、自分の祖先のことだったり、沖縄の文化、歴史、いろいろ学んでもらって、自分のアイデンティティー、将来にもとても必要ですので、やっぱり一度沖縄に来てもらって、そういう体験をしてほしいなと思います。ほかの国のウチナーンチュだったり、沖縄県にいるウチナーンチュとも知り合って交流してもらえれば、とても嬉しく思います。